今朝、ジョギングを終えて八戸市の上に広がっている空を見た時、不意に1年前の今頃のことを思い出した。
1年前の今日は衆議院選挙の最終盤、投票日から二日前の金曜日だった。
あの頃は毎日毎日、目の前の人たちに自分の想いを必死で訴えていた。
選挙戦中、ずっとこんな空が広がっていたっけ。

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そして、30年ほど前、毎年見ていた空のことも思い出した。
僕は高校・大学の間に7回、東日本縦断駅伝(通称、青東駅伝)に出場していた。
青森市から1週間かけて東京まで繋いでいく、都道府県対抗の駅伝だ。
毎年10月28日に青森市をスタートして、11月3日に大手町にゴールする。
10月29日はちょうど八戸市庁前をスタートして、盛岡まで繋ぐ二日目だった。
やはり、紅葉の上にこんな晩秋の澄んだ秋晴れが広がる中の駅伝だった。 

青東駅伝は高校生の僕のモチベーションだった。
青森県の代表チーム20人以上が、毎日一緒に走って、宿泊しては、また走る。
毎晩、夕食の時には、仰ぎ見るような先輩ランナーたちから、昔のレースや伝説のランナーの話を聞く。
翌日のレースでは、日本を代表するような大学や実業団の選手たちと走る。
時には翌日のレースのために、もう二度と泊まらないような田舎町の旅館に、他県のライバルランナーたちと泊まる。
高校1年で初めて代表入りしてから、来年も青東駅伝の青森県代表に選ばれて、そんな最高の1週間を過ごすために、「速くなりたい!」と本気で思い、必死で練習した。
この時期の紅葉の上に広がる澄んだ秋空をみると、ふっと、そんな日々のことを思い出す。

30年前から、そして1年前から比べてもずいぶん遠くに来た気がするが、確かにずっと繋がっている、とも思う。