1週間前のことになるが、箱根駅伝の予選会で6位に入り、立教大学が55年振りの箱根駅伝出場を決めた。
既に色々なところで記事になっているが、
・「創立150周年の2024年に箱根に出場」という目標を掲げ、大学を挙げて強化してきた
・ついこの前までトップランナーだった上野裕一郎氏を2018年末に監督に迎えた
・駅伝チーム専用の寮を整備した
ことなどが主な背景だろう。
ただ、一番大きかったのは選手の意識改革、つまり上記のような環境を作ったことで「本気で箱根に出る!」という意識を選手たちに植え付けることができたことだろう。
(写真はNumberより)

4D3D73EA-F1D4-49B9-B171-2D32C490472F


僕が東大陸上運動部で長距離をやっていた30年前、立教にはポツポツといい選手はいたが、僕個人としても東大のチームとしても、負けた記憶がほとんどない。
六大学の大会でも、チームとしての東大はいつも4位を目指して5位という感じだったが、いつも下には立教がいた。

東大は、1984年の60回記念大会でチームとして箱根駅伝出場を果たし、第70回記念大会では2度目の出場を目指して僕も留年して5年生の時に挑戦したが、予選会で落選し、出場は叶わなかった。
その時に1番の壁となっていたのは、「出たい、でも自分達が出られるわけがない」という意識を変えることだった。

もちろん東大にはスポーツ推薦で入学した選手はいない。
高校時代にインターハイに出場した経験があるのも、当時は僕だけだった。 
それでも最後は、「箱根駅伝に出られるかもしれない、いや出るんだ!」とチーム全体として思えるところまで強化できたと思う。
あと1〜2年早く強化を始めていたら、学生寮があったら、と今でも本気で思っている。

今回の立教大学の箱根駅伝出場のニュースを見て、久しぶりにその頃の熱い気持ちを思い出した。

立教大学の皆さん、本当におめでとう!
箱根駅伝の本番の走り、楽しみにしています!!