(以下は、本日行われた「東北新幹線八戸開業20周年記念式典」に寄せて、前衆議院議長の大島理森先生がご用意され、秘書の方が読む予定だった祝辞ですが、時間の都合上読まれませんでした。大島先生に代わって、ここでご披露させていただきます)

 東北新幹線八戸開業20周年及び青い森鉄道開業20周年記念合同式典のご開催をお慶び申し上げます。
盛岡以北の建設に関わった者として感慨深いものがあります。
ミニ新幹線方式、スーパー特急方式など紆余曲折がありましたが、「是非フル規格での建設を!」という先人先達の強い意志でフル規格での建設を勝ち取り、並行在来線では岩手県の関係者の皆様の深いご理解を賜りました。
また、地元八戸市の皆様は、八戸の魅力は何かと考え、豊かな食文化をアピールしようと取り組まれ、B-1グランプリでの「八戸せんべい汁」、「八戸ラーメン」の復刻、私が一番美味しい鯖と思っている「八戸前沖鯖」など、故郷の持つ食文化が新幹線と共に広がっていると実感しています。

新型コロナウイルスの蔓延、ロシアのウクライナ侵攻に伴う食糧危機の懸念、物価高騰など暗いニュースが続いておりますが、わが故郷の持つ豊かな食文化で少しでも明るい気持ちになれればいいなと感じています。
東北新幹線、青い森鉄道、ひいてはJR八戸線がその一助になると確信しております。

結びに関係各位のこれまでのご努力に敬意と感謝を申し上げるとともに、今後更なるご活躍をご祈念申し上げましてお祝いとさせて頂きます。

令和4年12月3日
前衆議院議長
大島理森 

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